博物館で叶える!?ドラマや映画の世界感を味わえる博物館ウェディングの魅力を深掘り
国の長い歴史を彩ってきた多くの重要な文化財。その多くを展示している場所こそが博物館です。深い歴史を持つ様々な文化財に触れられることは、多くの人の力により受け継がれてきた奇跡としかいいようがありません。
そんな博物館でも結婚式の開催が可能。重要文化財を舞台に一生の思い出を残しましょう!
今回は、歴史や伝統を感じられるだけでなく、ドラマの雰囲気も味わえる「博物館でウエディング」について照査しました。撮影を検討されている方の参考にご活用いただけたら嬉しいです。
博物館で結婚式が叶う?
東京国立博物館(東京)の前撮りロケーション撮影 | elle pupa (エル ピューパ)
博物館は大きく分けて以下の3つのグループに分けられます。
- 国が設立・運営を担う「国立博物館」
- 都道府県が設立・運営を担う「都道府県立博物館」
- 個人が設立・運営を担う「私立博物館」
私立博物館には、地元の有名施設になっている場所もあり地域にとっても特別な場所だといえます。中には、ウエディングプランを用意している施設や、近隣のホテルやレストランなどと連携を取り、結婚式の運営を引き受けている場合もあります。
なお、どのグループに属する博物館でも許可さえ取れれば結婚式の実施は可能!
博物館で叶えるうでウエディングフォト
国立博物館でフォトウエディング|フォトウェディングのecoo
博物館は、ドラマや映画の舞台になる事でも知られています。そのため、許可さえ取れれば撮影が叶う場所でもあります。
博物館の中にはウエディングフォトの撮影を許可していたり、フォト専用のプランを打ち出している博物館もあります。映画の世界感さながらのセットで、結婚式の撮影が楽しめる場合もあるのです。
博物館ウエディングはいつ開催できる?
博物館での結婚式は、実施する博物館により開催時期や時間が変わってきます。私立博物館であれば、自在な時間配分にも対応してくれる場合もありますが、国立や県立の博物館では、期間限定の展示会を開催している場合もあります。この時期に結婚式を叶えようと思うと、
「博物物館の一般営業時間が終わってから」と夜の時間に限定されたり、博物館の定休日のみの開催となる可能性も捨てきれません。
ウエディングフォトの場合は、閉館後だけでなく、オープン前の早朝に限定されている場合もあります。
結婚式はもちろん、ウエディングフォトを希望する場合も開催日時にもこだわりがある場合には、結婚式を実施したい博物館に問い合わせたり、提携先のホテルやプロデュース会社などに相談しておくことが大切です。
★Masak的博物館ウェディング、ココが魅力★
では早速、元プランナーであるMasakが考える、博物館ウエディングの魅力についてご紹介していきます。
1)個性を発揮できる!
地域で有名な博物館も、国立や都道府県立の博物館も、豊かな展示が楽しめる場所です。さらに、私立博物館には専門分野があることが多く
- 車(現在使用されている車の展示もあれば、レトロな雰囲気を楽しめる場所もあります)
- タオル
- おもちゃ
など、自分たちの個性を十分に発揮することが可能です。
もちろん、国立や都道府県立の博物館でも
- 古代生物や恐竜が専門
- 地域の歴史などが専門
- 鉄道が専門
など、様々なスタイルがあるでしょう。
どの博物館も、自分たちの個性を表現する会場としてもピッタリです!
2)ゲストへのサプライズ間も抜群
結婚式とイメージする会場は、ゲストハウスやホテル、専門式場などではないでしょうか?そのため博物館で結婚式を予定する場合は、ゲストも「会場が博物館!?」と招待状を見て驚かれるはず!まさかのサプライズに、結婚式までの間もワクワクが止まらないかもしれません。結婚式に対する、より大きな期待を招待状と共にプレゼントできることでしょう♪
ゲストへ驚きをプレゼントしたい場合の他、他の新郎新婦さまとの違いを楽しみたい方にも博物館ウエディングはオススメです!
3)自分たちの思い出の場所をセレクトできる
「初デートが博物館だった」、「ふたりとも恐竜が大好きで博物館によく行った」など思い出のデートコースが博物館という方はいませんか?博物館ウエディングなら、思い出の場所や好きな博物館を舞台に結婚式が叶うのです!
これは、通常の結婚式では味わえない特権!より思い出に残る場所になることも期待できますね!
もちろん、結婚式後いつでも訪れることができることも、博物館という施設の魅力です。専門式場での結婚式はいくら満足したとしても、結婚式後に再訪問する機会に恵まれません。しかし博物館であれば、閉館日をのぞきいつでも訪問が可能!結婚式当日を思い出すこともできますね。
4)天候に左右されない
博物館は、重要な文化財を納めている場所でもあるため、屋内であるケースがほとんどです。そのため、博物館ウエディングを予定する場合は、屋内が会場となるため天候に左右されることもありません。さらに冷暖房が整っているため、季節問わず実施することが叶います。
5)映画やドラマのシーンを思い出せる
冒頭でも紹介しましたが、博物館は映画やドラマの撮影スポットとなることもあります。
例えば、東京の国立博物館の大階段は「やられたらやり返す、倍返しだ!」のセリフで人気を集めた「半沢直樹」の撮影で使用されています。他にも、2007年放送の「ガリレオ」2011年に放送された「JIN」など多数のドラマの舞台となっています。
このようなドラマの世界感を結婚式で楽しめることも、博物館ウエディングならでは。よく見ていたドラマの舞台と同じ場所での撮影が叶えば、結婚式の思い出もより色濃くなりますね。
※博物館ウエディングの注意点※
大満足が期待できる博物館ウエディングですが、実は注意しておかないとトラブルに繋がってしまう可能性もあります。予約前に注意点も確認し、自分たちはもちろん、ゲストにとっても思い出深い一日を演出できるよう、努めていきましょう。
全ての博物館で開催できるわけではない
博物館の多くは、許可さえ取れれば結婚式の実施が叶いますが、中には許可がでない場合もあります。この他、地域の小さな博物館の場合、前例がなく受け入れてもらえないケースも考えられます。希望する博物館がある場合は、事前にしっかり問い合わせ、希望を伝え受け入れてもらえるかどうか相談しましょう。
また、通常なら結婚式の許可を出している博物館でも、重要文化財の展示があるなど、期間を限定し受け入れをストップしている場合もあります。開催日にこだわりたい場合も、事前の相談は欠かせません。
食事はできないケースも
挙式は実施できたとしても、食事を提供することができない場合もあります。この場合は、披露宴は別会場での実施が必要となってしまいます。
移動する必要がある場合は、移動手段の手配が必要となるだけでなく、ゲスト負担がかかることも理解しておきましょう。
支度部屋、待機場所などの確保が必要
博物館は、当然ですが結婚式を開催する施設として建てられているわけではありません。そのため、新郎新婦の支度部屋として利用する会場や、ゲストが待機する会場など、挙式会場の他にも部屋を用意する必要があります。会場の確保ができたとしても、化粧室が離れていたり、ゲストに出会わないと挙式会場に向かえないなど、移動導線に悩む可能性も否定できません。
挙式ができる全国の博物館の一例
実際に結婚式が開催できる国内の博物館をご紹介していきます!ご紹介している博物館の他にも、結婚式としての利用を許可している博物館もあるため、気になる施設には問い合わせてみて下さいね!
東京都「東京国立博物館」
既にご紹介した「東京国立博物館」は、結婚式の開催だけでなく、ロケーションでのウエディング撮影の会場として利用することが叶います。
撮影は博物館の営業時間外に限定されますが専用のプランも登場しているため、安心して利用できそうです!(撮影を請け負っているのは撮影専門の会社です)
京都府「京都国立博物館」
明治28年に竣工した建物は、創立当時のままという「京都国立博物館」。国の重要文化財に認定された施設でもあり、歴史をタイムスリップして感じられるような場所です。
結婚式は近隣ホテルである「リーガロイヤル京都」が請け負っているため、結婚式の打ち合わせなども安心して進めていけそうです。
▼ 結婚式の申込み先はこちらです
《Masakからのアドバイス》
子どもの頃、博物館での壮大な展示を前にワクワクした方も多かと思います。大人になってからも、思い出のデートコースで博物館に訪れたり、年パスを購入するほど足を運んでいたりと、博物館は多くの人に愛されている場所でもあります。
そんな博物館で結婚式が挙げられたら、より思い出深い一日になること間違いナシです!ご紹介した注意点を念頭におきつつ、気になる施設には事前に問い合わせ、日程や時間の相談をすすめましょう。さらにホテルやプロデュース会社などと連携し、結婚式の準備を進めていける場合もあるため、博物館側に相談してみることもオススメです。
もちろん、結婚式ではなく写真撮影の場所として利用することも可能なので、スケジュールを立ててみるのもオススメですよ♪
今回ご紹介した博物館ウエディングのようなオリジナル結婚式をより楽しむためにも、演出は欠かせません。
「ホワイトペーパー■withコロナの結婚式アイディアBOOK■」には、たくさんの演出が紹介されているため、ウエプラでご紹介した記事と一緒に■withコロナの結婚式アイディアBOOK■もぜひ活用してみてくださいね!
※ホワイトペーパー■withコロナの結婚式アイディアBOOK■はウエディング事業を扱うバリューマネジメント株式会社さまが発行されている、新郎新婦へ向けた演出情報冊子です。HAPPYな結婚式叶えるためにも、準備の期間も楽しみながら進めていきましょう!
Profileこの記事を書いた人
「人の笑顔に多く出会いたい」と思った学生時代。アルバイトとして婚礼会場のサービススタッフを経験したことで「私のイメージしている世界はここだ!」とウェディングプランナーになることを決意しました。
その後は、ウェディング系の専門学校を卒業し、ゲストハウスとホテルでウェディングプランナーに全力投球!新郎新婦さまたちの「ありがとうの涙」に出会えることが本当に幸せだと感じた現役時代でした。
自分自身の結婚に伴い、現在は現場から離れていますが結婚式が大好きな気持ちに変化なし!ウェディングライターとして結婚式の基本知識や定番演出、トレンド情報などを発信しています。
好きなことは読書とお菓子作り。
プランナー駆け出しの頃から「実るほど頭をたれる稲穂かな」をモットーに、何事も初心を忘れず学びの姿勢を大切にしています。