結婚式延期する前に考えて欲しいポイントをご紹介します

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結婚式延期が一般的になってきました。新型コロナウイルスの感染に伴い、日常が大きく変わり社会全体に大きな痛手が生まれてしまいました。マスクを付けることは常識化し、入店時は「マスクなしは入店不可」と指定されているケースも少なくありません。飛行機に至っては「マスクなしでは搭乗不可」と定めているのだとか…

これほどまで私たちの生活に大きな爪痕を残す出来事は、今までにも例がありません。そのため判断基準がなく、結婚式を予定している新郎新婦さまは結婚式を実施していいかどうかも含め「予定している結婚式を延期すべきかどうか」お悩みのことと思います。

そこで今回は、結婚式を延期する決断を下す前に、立ち止まって考えて欲しいポイントを4つにまとめてご紹介いたします。

コロナウイルスの影響はかなり先まで懸念されている

2020年春の結婚式は、90%を超える新郎新婦さまが結婚式を延期される結果となりました。夏になれば収束するではないかとの意見もありましたが、収束どころが第二波が到来した結果に。寒さの増す時期は、インフルエンザと合わせての流行も懸念され、まだまだ警戒レベルを落とせない状況が続いています。

また、WHO(世界保健機構)は今後数十年に及ぶ影響が出るのではないかと危惧しており、精神面や経済面も不安を抱えるままの状態は変わっていません。そのため、いつになったら収束するかどうかの見通しもなく、結婚式を延期するだろう妥当な時期は申し伝えられないといえます。

結婚式は延期した方がいい?

国内全体の経済面を考慮するなら、結婚式を実施することが望ましいといえるでしょう。しかし、ゲストからのお祝いが叶ってこその結婚式のため、精神的な安心が叶わないと実施できる状況とはいえません。

多くの会場では、感染防止対策を実施し、安心なパーティーの提供に誠心誠意努めています。会場によっては「withコロナの結婚式宣言」に賛同し、新しい結婚式スタイルを追求していることも!今までになかった打ち合わせ方式や会場見学方法など、コロナを背景に生まれたサービスも登場し、利用しやすさは倍増しています。

しかし、結婚式延期は悩むものです。早速「延期前に考えて欲しいポイント」をご紹介していきましょう。

1. 結婚式延期についてまずはゲストに問いかけてみる

従来の結婚式は、新郎新婦からゲストをお招きし、参加していただくスタイルでした。しかし今は「参加したいけど、行けるかどうか不安」と思うことや「招待したいけど、声かけてもいいのかな」と悩むことが増えています。そこで、オススメの方法が「ゲストに問いかけてみる」ことです。

例)●月●日に結婚式を実施したいと思うのですが、いかが思われますか?

ゲストに「予定通り結婚式を挙げたいけど、どう思う?」と問いかけてみましょう。この問いかけに対し「いいと思うよ!参加したい!」という意見や「いいと思うけど、私は参加できないな…」など、それぞれからのリアクションがもどってきます。その意見を集計し、実施するか延期するかを判断しましょう。「参加したい!」との意見が多いなら、延期しなくてもいいケースももちろん考えられます。

2. 2部制ウェディングを検討

予定通りの日程で準備を進めますが、結婚式のスタイルを2部制ウェディングに変更してみるという方法で結婚式延期を回避しましょう。2部制ウェディングとは「午前中に親族をお招きし、食事会を実施→午後は友人をお招きして1.5次会を実施する」など、午前と午後(もしくはデイとナイト)に時間を分け、実施するスタイルのこと。ゲストも分散し、一つのパーティーの参加者が減ることで三密を防ぐ効果が期待できます。

さらに1日で2度も結婚式の時間が楽しめるため、思い出深い時間となるでしょう。

3. オンラインとリアルを融合させてみる

同じく日程を変えず実施する方法として「リアルも実施しつつオンラインも取り入れる」ことも延期を回避するためのオススメ方法です。コロナウイルスの流行を背景に、オンラインウェディングもトレンドの仲間入りを果たしました。この方法なら、自宅からの参加も可能で感染症に不安を抱いているゲストにも参加していただくことが叶いますね。

さらに遠方からの参加やお子様が小さい、妊娠中であるなど、披露宴参加に不安があるゲストをお招きすることも可能!リアルと融合させることで披露宴らしさも演出できますね!

4. だけ婚に的を絞る

「結婚式延期した方がいい」ことは分かっていても、いつなら延期しても大丈夫なのか、は誰にも分かりません。そのため、延期する日程を絞れないというお声も耳にします。それなら、結婚式は予定通りの日程ですすめ「だけ婚」に的を絞ってみませんか?

特に「挙式だけ」や「写真だけ」であれば、2人だけでの実施が可能。ゲストには結婚報告ハガキなどを活用し、ご報告や感謝のメッセージを伝えていきましょう。

もちろん、新型コロナウイルスが完全に収束することを待ち、改めてご報告会やお披露目会を実施することも可能です。

コロナを理由に「結婚式をしない」選択はさけてほしい!

新型コロナウイルスの流行を背景に、以前では考えられなかったオンラインウェディングやオンライン相談会等も開始され、ブライダル業界にも革命がおきつつあります。さらに、今まで以上に2部制ウェディングやフォトウェディングに注目が集まり、多くの会場で実施できるようになりました。会場に出向かないと、結婚式ができない・情報が集められないという状況ではなくなったのです。

コロナを理由に「結婚式しないでいいや」と思うことはとても残念です。様々なスタイルを検討していただき、自分たちらしい時間を叶えていただければと思います。自分たちだけではパーティーの計画が進まない、イメージがわかないという場合は、オンラインを活用して情報を集めたり、相談会などに参加しwithコロナの結婚式のトレンドを実感してみましょう。

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結婚式延期のまとめ

結婚式を延期しようと思った場合に、ぜひ考えていただきたいポイントをまとめてご紹介しました。今回は延期される方のアドバイスに注目しましたが、これから結婚式実施を検討されている方にもオススメできる内容です。

ご縁がみのり、夫婦として新しいスタートをきる結婚式の一日。不安や心配をできるだけ少なくし、楽しみいっぱいに向かえることが望ましいです。とはいえ、今の情勢を考慮し、ゲストの配慮を忘れないことも大切。新郎新婦さまだけでなく会場内の皆さまにとって、思い出に残る一日となるように準備を進めていきましょう!

  • コロナを背景に新しい結婚式スタイルが登場している
  • 延期前は「ゲストに問いかけてみる」ことから開始してみて
  • 2部制ウェディングやオンラインウエディングを活用すれば、予定通りの日程で結婚式の実施も十分に可能
  • だけ婚を選択し、収束を待ってから再度お披露目会の実施も検討できる

Profileこの記事を書いた人

Masak

「人の笑顔に多く出会いたい」と思った学生時代。アルバイトとして婚礼会場のサービススタッフを経験したことで「私のイメージしている世界はここだ!」とウェディングプランナーになることを決意しました。
その後は、ウェディング系の専門学校を卒業し、ゲストハウスとホテルでウェディングプランナーに全力投球!新郎新婦さまたちの「ありがとうの涙」に出会えることが本当に幸せだと感じた現役時代でした。

自分自身の結婚に伴い、現在は現場から離れていますが結婚式が大好きな気持ちに変化なし!ウェディングライターとして結婚式の基本知識や定番演出、トレンド情報などを発信しています。

好きなことは読書とお菓子作り。
プランナー駆け出しの頃から「実るほど頭をたれる稲穂かな」をモットーに、何事も初心を忘れず学びの姿勢を大切にしています。