レタームービー制作サービス10社徹底比較!ゲストを退屈させない映像演出とは

結婚式披露宴のクライマックスといえば、新婦から両親へ感謝の気持ちを伝える花嫁の手紙。最近では、このシーンを映像化した「レタームービー」を上映するカップルも増えています。プロに依頼すれば写真やメッセージを織り交ぜた感動的なムービーに仕上がりますが、サービスによって価格帯や仕上がりのテイストはさまざま。ここでは主要な制作代行サービス10社を比較し、それぞれの価格・納期・特徴をまとめました。特に「ゲストを退屈させない結婚式」をコンセプトにユニークな映像演出で評判のAMOを最初にご紹介します。それでは順番に見ていきましょう。
レタームービー制作サービス10社を紹介
AMO(アモ)ウェディング – 笑いと驚きでゲストを魅了
価格 : レタームービー単品で3~4万円台が中心。例えば新婦自身の声で手紙を朗読する人気商品「サンクスボイス新婦」は通常59,800円のところ20,000円OFFの39,800円(税込)で提供されています。複数ムービーをまとめて注文するとセット割引が適用され、お得に依頼可能です。
納期 : オーダー時に挙式日を入力すると自動で納品スケジュールを計算してもらえます。結婚式直前など納期が極端に短い場合は通常注文ができませんが、電話相談にて特急対応も応相談とのこと。余裕を持って早めの依頼を心がけましょう。
特徴:「ゲストを退屈させない結婚式」をテーマに掲げ、『笑い』『驚き』『感動』『感謝』の4つの感情をバランス良く盛り込んだ結婚式ムービー作りを得意としています。定番のオープニングやプロフィールムービーに加え、他社では珍しい再入場ムービーやサプライズ演出映像などラインナップも豊富。笑いやサプライズたっぷりの映像でゲストを楽しませたいと考える新郎新婦には最適なサービスと言えるでしょう。
ナナイロウェディング – 年間5000本の実績!安心の大手
価格 : 3~5万円台が中心(プラン内容によって変動)複数ムービーを依頼するとまとめ割引が適用される場合もあります。
納期 : 約1~2か月(業界トップクラスの受注量のため、早めの依頼が推奨)。急ぎの場合は相談により調整も可能です。
特徴 : 年間約5000本もの結婚式ムービーを制作する国内最大級の実績を誇る大手。プロフィールムービーからレタームービーまで幅広く手掛けており、テンプレートデザインが豊富です。豊富な経験に裏打ちされた対応力とクオリティの安定感があり、映像のテイストも万人に好まれるナチュラル~ポップな雰囲気が得意。「どれにしようか迷ったらまず候補に入れたい」安心のサービスです。
WEDDING WISH – 高コスパでおしゃれ!センス光る映像に
価格 : 2万円前後~とリーズナブルなプランが多く、オプション追加料金も比較的安めです。
納期 : 2週間~1か月程度。標準プランでも仕上がりが早めなので、急ぎの依頼にも対応しやすいでしょう。
特徴 : コストパフォーマンスに優れた人気業者。低価格ながら映像のおしゃれ度・完成度が高いと評判です。デザインはシンプルでスタイリッシュ、ちょっとカッコいい系の雰囲気が得意で、若いカップルから支持されています。「安くてもここまで作れるんだ!」と驚かれるほど料金内でできる範囲が広く、予算重視だけどクオリティも譲れない…という方にぴったりです。
chou chou(シュシュ) – シンプルおしゃれなデザインが人気
価格 : 3万円台~(テンプレートによる定額制)。追加料金ほぼ無しの明瞭会計が魅力です。
納期 : 約1か月前後。テンプレートを選んで写真とテキストを送るだけの簡単オーダー方式で、スムーズに進行します。
特徴 : デザイン会社が手掛けるだけあり、洗練された映像美が持ち味。凝りすぎずシンプルでありながら可愛らしいテイストのレタームービーが揃っています。打ち合わせや細かい要望が苦手な人でも安心のテンプレート注文式で、「写真とメッセージを送るだけ」で完了。水彩風の優しいデザインが評判のテンプレート「ケルツェ」など、おしゃれで感動的な作品が好評です。ナチュラルで可愛い雰囲気に仕上げたい花嫁さんに支持されています。
favio(ファビオ) – ポップで楽しい!可愛い系ムービーに定評
価格 : 2万円台~と比較的安めのプラン設定。ほかのムービーとセット注文すると割引もあります。
納期 : 約3週間~1か月。スマホからの注文にも対応しており、忙しい方でも手軽に依頼できます。
特徴 : カラフルでポップな雰囲気の映像が得意。サイトを覗くだけでワクワクするような明るいデザインのテンプレートが並んでおり、楽しく可愛いテイストでまとめたい人に人気です。イラストを多用したり、コミカルなアニメ風の演出など遊び心あふれる作品も豊富で、「こんなのもアリなんだ!」と驚くゲストもいるでしょう。もちろん感動路線のレタームービー「BRIDE’S LETTER」のようなしっとり系テンプレートも用意されており、幅広いニーズに対応しています。明るく楽しい雰囲気を演出したい方は要チェックのサービスです。
KSG(Kokoro Switch Green-Label) – 撮って出しエンドロール対応の実力派
KSG(Kokoro Switch Green-Label)
価格 : 3~4万円台。当日撮影・即編集して流す撮って出しエンドロールなど特殊なサービスは別途見積もりとなります。
納期 : 通常約1か月ほど。撮って出しエンドロール対応時は当日仕上げにも対応しています。
特徴 : 結婚式当日に撮影・即編集して上映するエンドロールで有名な映像会社で、その高い技術力を活かし事前制作のレタームービーも手掛けています。臨機応変な対応力が持ち味で、「この写真だけ差し替えたい」「自分たちで撮った動画も入れたい」といった要望にも柔軟に対応可能。映像のテイストもシンプルなものから凝ったものまで幅広く、希望に合わせて調整してもらえます。自由度の高さを求めるなら一度相談してみる価値ありです。
京都エタニティ – ユニーク!人気アニメや映画のパロディ演出で話題作り
価格 : 4万円前後(内容やオリジナル要素に応じて変動)
納期 : 1.5~2か月。凝ったパロディ演出にするほど制作期間にも余裕を持った依頼が必要です。
特徴 : 名前の通り京都の会社ですが全国対応可。注目すべきは、人気アニメや映画のパロディ風ムービーを多数制作している点です。例えばジブリ映画のオープニング風に家族紹介をしたり、某テレビ番組風の演出でメッセージを伝えたりと遊びゴコロ満載。もちろん正統派の感動ムービーも作れますが、「ゲストを驚かせたい!笑わせたい!」という希望があるなら有力な選択肢になります。クオリティ高くパロディを実現してくれると口コミでも評判で、会場を沸かせたい新郎新婦に支持されています。
ハニカミムービープラス – 全品¥9,800!格安だけどしっかり
価格 : 9,800円均一(税込)(驚きの安さ!)
納期 : データ確定から10日~2週間程度。
特徴 : 業界でも飛び抜けて安い価格設定が魅力。その名の通りすべてのムービーが一律9,800円というから驚きです。テンプレートデザインの種類は多くありませんが、シンプルでベーシックなものが用意されています。低予算ながら「意外とちゃんと作ってもらえた」「安いのに満足」との声もあり、自分で編集するより安いくらいなのでとにかく費用を抑えたい人の救世主的存在です。ただし細かなカスタムは難しいため、「最低限形になればOK」くらいの割り切りも必要かもしれません。
プロフィールムービー学園 – 安さと実績のバランス◎親しみやすいサービス
価格 : テンプレートによりますが1万円台~3万円ほどが目安(一部に数千円台の格安プランもあり)
納期 : 2~4週間。内容によって柔軟に対応してもらえます。
特徴 : 名前は「プロフィールムービー学園」ですが、花嫁の手紙ムービー(サンクスムービー)にも対応しています。低価格路線で知られ、実際の依頼では2万円前後のプランが主流のようです。学生ノリのユニークな社名ですが仕事は丁寧で、メールやLINEで気軽に相談できる親しみやすさが持ち味。デザイン自体は基本的でシンプルですが使いやすく、費用を抑えつつ安心感のある対応を求める方に適したサービスです。
テラオカビデオ – 超お手軽!写真なし3000円からの手紙ムービー
価格 : 3,000円~(写真枚数に応じてアップ:例〜写真20枚5,000円、30枚7,000円など)
納期 : 写真など必要素材到着後6営業日で出荷(非常にスピーディ)
特徴 : 花嫁の手紙ムービーを単体商品として格安提供しているユニークなサービス。写真を使わないテキストのみなら税込3,000円という破格の設定で、写真20枚入れても5,000円と驚きの安さです。背景デザインは黒や白のシンプルなものから選択し、文章データを送ればあとはプロがサクッと編集してDVD化して届けてくれます。なんと楽天市場でも購入可能で、その手軽さは随一。クオリティはシンプルなスライドショーといった印象ですが、「自分で作る時間がない。でも格安で頼みたい」という方には心強い味方です。短納期で対応してもらえる点もありがたいですね。
どのサービスを選ぶ?選び方のヒント

最後に、自分に合ったレタームービー制作サービスを選ぶためのポイントを整理してみましょう。
- 費用重視なら…ハニカミムービープラスやテラオカビデオ、プロフィールムービー学園あたりが予算に優しい選択肢です。1万円以下から依頼できるプランもあり、場合によってはDIYより安く上がることもあります。
- クオリティ重視なら…実績豊富で安心感のあるナナイロウェディングなどが堅実です。多少費用は上がりますが、経験値が高く完成度の高い感動ムービーが期待できます。大手ならではの安定したクオリティはやはり魅力でしょう。
- デザインの好みで選ぶなら…ポップで可愛くしたいならfavio、おしゃれでシンプルに仕上げたいならchou chou、しっとり王道の感動系が好みならナナイロウェディング、といった具合にテイストの得意分野で選ぶのも良いでしょう。各社の公式サイトでサンプル動画をチェックすると、仕上がりの雰囲気をつかみやすいです。
- ユニークな演出を重視するなら…笑いを誘うパロディ系が得意な京都エタニティや、笑いと驚きを追求するAMOなど、ゲストを驚かせて楽しませる映像に強いサービスがおすすめです。特にAMOは「ゲストを退屈させない」をテーマに4つの感情(笑い・驚き・感動・感謝)をバランス良く演出してくれるため、ユニークな演出を狙う花嫁に最適の選択肢と言えます。
- 納期やサポートを重視するなら…準備期間が短い場合は納期が早いテラオカビデオやWEDDING WISHが心強い味方です。またLINE対応など手軽なやり取りを望むならプロフィールムービー学園も検討すると良いでしょう。修正対応の回数や柔軟さなどサポート面の細かな点も事前に確認しておくと安心です。
また、各社とも繁忙期(春・秋の結婚シーズン)は予約が埋まりやすいので注意しましょう。「この会社に頼みたい!」と決めたら、挙式の2~3か月前には一度問い合わせておくと安心です。プロに依頼すればレタームービーは安心して任せられ、当日は出来上がった映像を流すだけでOK。当日まで他の準備に集中できますし、完成したムービーはきっと期待以上の感動を与えてくれるはずです。ぜひ自分たちの希望にフィットするサービスを選んで、最高のレタームービーを作ってもらいましょう!
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Profileこの記事を書いた人
ブライダル映像オペレーター。大学卒業後、大手ホテルチェーンのウェディング部門に入社し、音響・映像スタッフとして約10年間勤務。これまで500件以上の結婚披露宴で音響・映像演出を担当し、緊張感が漂う現場でも常に安定したクオリティで対応してきた実績を持つ。新郎新婦の入退場、プロフィールムービーやサプライズ映像など、タイミングと演出意図を正確に把握し、細かなチェックや調整を欠かさない。
特に映像上映時のトラブル防止に精通しており、音声・画質・データ形式など事前確認項目を独自に体系化。披露宴当日の映像トラブル発生率を大幅に減少させるノウハウを構築している。映像制作会社やウェディングプランナー、新郎新婦とも緊密に連携を取り、「絶対に失敗できない一日」を裏方として徹底的に支えている。
現在も年間約50組の結婚式を担当しながら、これまでの経験を活かし、映像制作やブライダル業界に関するコラム執筆にも精力的に取り組んでいる。