舞浜の結婚式場フェア&見学の活用術

「舞浜で結婚式をしたいけれど、どの会場が私たちに合っているのか分からない」
「写真や口コミは見たけれど、実際の雰囲気を感じてみたい」
そんなカップルにぜひ活用していただきたいのが、結婚式場のブライダルフェアや見学会です。
舞浜エリアはディズニーリゾートをはじめ、リゾートホテルや独立型チャペル、ガーデン付き会場など多彩な式場が集まる特別なロケーション。非日常感のある空間で少人数婚を叶えたい方にとって、会場選びは一番の大切なステップです。
とはいえ、初めての式場見学では「何を見て、何を聞いておけばいいの?」と迷う方も多いはず。実際、フェアに参加したものの何となく雰囲気だけで決めてしまい、後から後悔するカップルも少なくありません。
本記事では、現役プランナーや先輩カップルのリアルな声をもとに、舞浜の結婚式場フェア・見学を「価値ある時間」にするための活用術を徹底解説します。
ブライダルフェア参加の流れとメリット
結婚式場選びでまず活用したいのがブライダルフェアです。舞浜エリアでも各ホテルや式場が連日フェアを開催しています。ブライダルフェアに参加すると、会場見学はもちろん、模擬挙式や試食会など結婚式当日を疑似体験できるプログラムが用意されており、多くのカップルが「行って良かった!」と感じています。
筆者も先日舞浜のブライダルフェアに参加してきましたので、その体験を交えつつフェア&見学の活用術をご紹介します。
予約したのはホテルオークラ東京ベイのブライダルフェア。当日は午前10時開始でした。受付を済ませると担当プランナーさんが付いてくださり、まずは館内チャペルでの模擬挙式を見学。
ステンドグラスから光が差し込む厳かなチャペルで、新郎新婦役のモデルさんによる入場シーンを見ることができました。次に披露宴会場のコーディネート見学です。
実際の披露宴さながらにテーブルセッティングや装花が施された会場に案内され、まるで自分たちの結婚式本番に迷い込んだような気分!スタッフの方が入場シーンの照明演出も再現してくださり、一瞬にしてイメージが膨らみました。「披露宴会場はゲストとの距離が近くてアットホームな感じですね。
最初、カーテンを閉めておいて途中で開ける演出にも驚きました」と見学後に感想をメモ。ブライダルフェアではこうした演出体験もできるので、会場の雰囲気をリアルに感じ取れるのがメリットです。
さらに楽しみにしていた試食タイム!事前予約していたので、シェフ特製のミニコースを無料で試食できました。前菜から魚料理・肉料理・デザートまで少量ずつ提供され、味はさすがオークラ、絶品でした。
「ドリンクの試飲ができたり、映像でプログラム紹介を丁寧に教えてもらったり…ブライダルフェアでは会場全てをフェアのために空けていて、ほとんど全ての場所を見学できたのが一番嬉しかったです。」実際、キッチンや控室、宿泊ルームまでこの日は見せてもらえ、会場の隅々までチェックできました。
ブライダルフェアに参加すると、通常は入れないエリアも開放されていることが多く、「バックヤードの動線が見られて参考になった」「チャペルと披露宴会場の距離感を体感できた」という声もあります。
一通り見学体験が終わった後は、個別相談の時間です。
プランナーさんと控室で落ち着いて座り、希望日程や招待人数、予算などを伝えました。
するとその場で概算の見積書を作成して説明してくれました。フェア当日に即決を迫られることは基本ありませんが、多くの式場では当日成約特典を用意しています。
この日も「本日お申し込みなら挙式料半額」の特典が提示され、正直心が動きました(笑)。しかし他会場も見て決めたい旨を伝えると、快く見積もりを渡して送り出してくれました。
ブライダルフェア参加のメリットは、特典情報や見積り比較材料が手に入る点にもあります。その場で契約しなくても、フェア特典は後日再提示してもらえる場合もありますし、複数の見積りを見比べることで費用感がつかめます。何より実際に見て感じることでホームページや写真だけでは分からないポイントが見えてきます。
冒頭の私の感想のように、「ここはゲストとの距離が近くアットホームそう」「照明の演出が素敵だった」など、体験して初めてわかる魅力があります。

会場見学時のチェックリスト
次に、フェアや見学で見るべき&聞くべきポイントを整理しておきましょう。
初めて会場見学する際は舞い上がってしまい、肝心なことを聞き忘れて後で「あれはどうだったっけ?」となりがちです。以下のチェックリストを参考に、抜け漏れなく確認すると安心です。
- 立地・アクセス:駅からの所要時間、シャトルバスの有無と乗り場、駐車場の台数と料金。高齢ゲストや雨天時の移動手段もイメージ。
- 挙式会場(チャペル等):収容人数(自分の予定人数に対し広すぎor手狭でないか)、天井の高さや広さ、バージンロードの長さ、音響設備(生演奏可能か)など雰囲気と機能面。「会場の広さや収容人数はゲスト数に見合っているか?」
- 披露宴会場:収容人数の下限上限、レイアウト(少人数用の小さな部屋はあるか、仕切りで区切るのか)、高砂席とゲスト席の距離感、天井の高さ、柱の有無(死角ができないか)。
- 設備面:控室(新郎新婦控室・親族控室・更衣室)が十分か、化粧室の場所と数、バリアフリー対応(車椅子の移動経路や多目的トイレの有無)、授乳室や託児設備(子連れゲスト向け)など。
- 宿泊設備:遠方ゲストが泊まれるか、提携ホテルや優待料金はあるか(見学できるなら客室も見せてもらう)。新郎新婦の当日宿泊特典も要確認。
- 料理:料理のスタイル(コース料理かビュッフェか)、コースの価格帯、アレルギー対応や子供用メニュー、試食して感じた味や量の印象をメモ。持ち込みケーキの可否なども聞いておく。
- 見積もり項目:提示された見積に含まれていない可能性があるものを質問。例:サービス料や税は含まれているか、挙式リハーサル代や介添料は別途か、音響オペレーター料は?など細かな費用。ゲスト目線での費用もチェックポイントで、送迎費や宿泊費、衣装レンタル割引などゲスト側負担になるものがあれば確認。
- 演出・設備:映像設備(スクリーンやプロジェクターの有無、台数)、照明演出や花火など特殊演出が可能か、プラン料金に含まれる演出内容。
- スタッフの対応:案内してくれたプランナーの印象、スタッフの挨拶や笑顔などサービス姿勢も感じ取って。これは数値化できませんが相性を見る大事なポイントです。
- 仮予約・日程:希望日が空いているか、仮予約は可能か(何日間キープできるか)、日程変更やキャンセル規定(キャンセル料はいつから発生し何%か)も重要事項です。契約前に必ず確認しましょう。
これらをチェックしつつ、気づいたことはその場で遠慮なく質問しましょう。プランナーさんは「他に質問ありますか?」と聞いてくれますので、聞きそびれたことがないようメモを見返すと良いです。
特にキャンセル規定や持ち込み料などはパンフレットの細かい字に書いてあったりするので、口頭でも確認して理解しておきます。私の場合、見積もり説明の際に「映像やアルバムは頼まない場合この項目は削除できますか?」など具体的に聞いて、どこまで柔軟に対応してもらえるかも探りました。
これも大切なポイントで、式場によってパッケージから削れないものもありますし、逆に色々融通をきかせてくれるところもあります。
フェア・見学の体験談
実際に複数の舞浜エリア会場を見学した先輩カップルの体験談から、いくつかピックアップしてみます。
- 「舞浜エリアで見比べました」という口コミでは、あるカップルがシェラトンとオークラとヒルトンをはしご見学したそうです。シェラトンのチャペルを見た感想として「写真で見て綺麗だと思ったチャペル、本物は晴天の青空によく映えて感動。ここにしたいと強く思った」とあり、やはり実物を見るインパクトは大きいようです。またヒルトンを見学した別の口コミでは「舞浜エリアで探してるなら見学だけでも是非!スタッフの対応が素晴らしく、料理試食でもゲスト目線で体験できてホテルウェディングの良さが実感できた」とのこと。ブライダルフェアではスタッフのホスピタリティも垣間見えるので、その点で心を掴まれる場合もあります。
- ディズニーホテルのフェア参加レポートも見つかりました。ミラコスタのフェアに参加した花嫁ブログによると、「ブライダルフェアに行った感想は大満足! 飲み物試飲や映像でのプログラム紹介が丁寧で、チャペル含めほぼ全ての場所を見学できたのが一番嬉しかった」と書かれています。やはりフェアでは会場の魅力を余すところなく見せてくれるようです。ディズニーホテルならではの演出やグッズ展示もあり「とても楽しかった」とのことで、モチベーションも上がりそうですね。
- 一方、「フェアで聞き忘れて後悔…」という失敗談も耳にします。ある卒花さんは「成約後に見積もりが上がってしまった」そうで、原因はプラン内の装花や衣装が最低ランクだったこと。「プラン内だと寂しいので結局追加せざるを得ず費用アップ。最初にそのレベル感を確認しておけば…」と後悔しています。つまり、見積もりのグレードも要チェックです。「この価格の料理内容は?ドレスは何着から選べる?」など具体的に尋ねて、納得のいく内容か見極めましょう。
成約前に確認すべきこと
いよいよ式場を決める段になったら、最後に以下を再確認しましょう。
- 見積もり最終チェック:初回見積もりから変更・追加したい項目は全て反映してもらい、最新の見積書を確認。後から「聞いてない追加料金」が出ないよう、不明点は全てクリアにします。特にサービス料の計算方法や、持ち込み料の金額などは細かく見ておきます。
- 日程と仮押さえ:希望日の仮予約期限を確認し、それまでに本契約するか判断。人気日程なら他の予約が入る可能性も踏まえ、第一希望が難しければ第二希望日程も検討。
- キャンセル・変更規定:契約書のキャンセル料発生スケジュールを把握。万一の場合いつまでなら無料キャンセル可能か、日程変更はできるのかなども確認しておきます。
- 担当者:担当プランナーが誰になるか(フェア時の方がそのまま担当かどうか)、連絡手段(メールや電話)や打ち合わせ回数の予定など、今後の進め方を確認。信頼できそうか見極めて、不安があれば支配人に相談することもできます。
- 持ち込み規定:衣装・引出物・写真・映像・装花・音響機材など持ち込み可否と料金。特に「友人にカメラマンを頼みたい」等希望がある場合、持ち込み料はいくらか必ず聞いておきましょう。
- 支払い方法:支払いタイミング(前払いか後払いか、何日前までか)と支払い方法(振込かカード払い可か)。舞浜のホテルは前払いが多いですが、中には後払い可のところもあります。カード可ならポイントも貯まりますし、確認必須です。
以上の点をクリアにした上で、「ここなら納得して任せられる」と思えたら成約です!私の場合、2会場目の見学だったオークラ東京ベイがとても気に入り、上記確認事項を一通りチェックして不安がなかったのでその場で契約しました。
最終的な決め手はスタッフさんの対応の良さと料理の美味しさでした。やはり実際に訪れて感じた直感も大事だと思います。
まとめ
舞浜エリアの式場フェア&見学は、リゾートホテルならではの華やかな演出体験ができてとても楽しめますし、何より結婚式の具体的なイメージが掴める絶好の機会です。フェアに参加して比較検討することで、自分たちにピッタリの会場が見つかり、しかも特典でお得に契約できる可能性も高まります。ぜひ積極的にフェアや見学予約を活用してみてください。
その際はチェックリストを片手に、見る・聞くべきポイントを押さえて有意義な時間にしましょう。準備段階からワクワクを味わえるのも結婚式の醍醐味です。舞浜の各会場スタッフも「ぜひ気軽にフェアに来てくださいね!」と歓迎ムードですので、遠慮なく足を運んでみてください。
きっと理想の舞浜ウェディングへの第一歩が踏み出せるはずです。素敵な会場との出会いがありますように!
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Profileこの記事を書いた人
橘 さおり(たちばな さおり)
■生まれた年
1987年
■性別
女性
■経歴・職歴
ブライダル業界経験15年。大手ホテルウェディングプランナーとして8年勤務後、現在は都内の独立系ウェディングサロンでチーフプランナーとして活躍中。これまでに500組以上のカップルを担当。
■性格・特徴
・穏やかで聞き上手。包容力があり、相談者に安心感を与える。
・細やかな気配りと的確なアドバイスが好評。相手の状況や感情に寄り添い、相手が求めている言葉を自然と引き出す能力を持つ。
■得意分野
・結婚準備のファーストステップ(親・職場・友人への報告や手続き)へのアドバイス。
・カップルそれぞれの性格や家族背景に合わせたオーダーメイドな提案。
・家族間の微妙な関係性や伝統的価値観など、デリケートな話題への対応。
■ライフスタイル
・夫と小学生の娘との3人暮らし。自身の経験からも、仕事と家庭の両立や親子関係への理解が深い。
・趣味は旅行、読書、カフェ巡り。プライベートで訪れた場所や経験を仕事に生かすことも多い。
■提供するアドバイス例
「ご両親への報告は、できるだけ早めに直接会って伝えると印象が良いですよ。その際には、今後のことをまだ決めていないことも正直に伝えて、両親にも意見を聞いてみましょう。」
「感謝の気持ちは具体的なエピソードを交えて伝えるとより伝わります。親御さんはお二人の成長を喜んでくれるはずです。」