ゲスト爆笑必至!結婚式オープニングムービーで“笑いの渦”をつくる演出術

「笑える」ムービーが注目される理由
結婚式のオープニングムービーといえば、感動系やシネマ風のしっとりとした演出を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも近年、笑えるオープニングムービーの人気が急上昇しています。
その理由はシンプル。
結婚式は、ゲストにとっても新郎新婦にとっても「特別だけどちょっと緊張する場」。そんな空気を一気に和ませ、会場の空気をほぐしてくれる“笑い”の力が求められているのです。
InstagramやYouTubeでも「#結婚式ムービー 面白い」「#披露宴 ウケた」といった投稿が増えており、SNS映え+リアルタイムの盛り上がりを両立させる演出として、笑えるオープニングが注目されています。
ゲストに「ウケる」結婚式とは?
「ゲストに喜んでもらいたい」「笑ってもらいたい」という気持ちは、多くの新郎新婦に共通するもの。でも、何が“ウケる”のかは意外と難しいポイントでもあります。
✦ ポイントは“共通体験”と“意外性”
笑いを生むには、
- 共通体験(あるあるネタ)
- 意外性(ギャップ)
この2つが重要です。
たとえば、「結婚式あるある」——
・乾杯まで空腹で待ってるゲスト
・ムービーの途中で司会に呼ばれる親族
・会場で誰かがトイレに立ちそうになる瞬間
こういったネタを映像に盛り込むことで、「それわかる!」「いるいる!」という共感が笑いを生みます。
さらに、「パンダが日本語しゃべってる!?」「この外国人、なんで“LINE教えて”って言ってるの!?」といった“アフレコ系”の意外性演出が重なると、爆笑が生まれるのです。
「笑える」オープニングムービーの構成アイデア3選
ここでは、実際に笑いを誘う構成のアイデアを3つ紹介します。自作する方にも、既製品を選ぶ方にも参考になるはずです。
① アフレコでギャップを演出
既存の映像に、あえて“ズレた”セリフをあてる演出。
動物・外国人・人形など、もともと喋らない存在が急に流暢な日本語で話し出すと、それだけで会場は笑いの渦に。
特におすすめなのは以下の演出です。
- 固定ナレーション形式(編集不要で手間なし)
- 結婚式あるあるネタを取り入れたもの
- ゲストの注意喚起も笑いで伝えられる
② ゲスト参加型のツッコミ誘導型
ムービーの中に“あえておかしなセリフ”や“ツッコミ待ちの展開”を仕込むと、会場から笑いが自然に起こります。
例は以下の通りです。
- 「親族紹介はTikTok風にお送りします」
- 「乾杯の音頭はシャンパンではなく牛乳です」
冗談と分かる範囲での“ふざけ”が、笑いにつながります。
③ 視覚ネタ(早送り編集・顔入れ替え)
- 顔写真を動物や芸能人に合成して紹介
- 無音BGMに合わせて早送り編集
“映像の動き”だけで笑わせるタイプも人気です。ただし、編集スキルがやや必要なので、時間に余裕がある人向け。
オリジナリティが生まれる“声”のチカラ
映像だけでなく、「声」を使ったアフレコ演出は、笑いの幅を大きく広げます。
- 関西弁での実況風アフレコ
- 外国人っぽいアクセントでのボケ
- 子どもっぽい声でおふざけナレーション
声を入れることで、セリフの間、テンポ、イントネーションといった細かな部分で笑いが生まれ、視覚だけでは表現しきれない深みが出るのです。
しかもこのタイプは、写真素材不要・即納可能な既製品もあるため、忙しいカップルにとってはかなり助かる選択肢です。
実際にウケている“笑える”ムービー例
動物キャラがしゃべる!
ライオンやパンダが結婚式の注意事項を代弁してくれるアフレコムービー。「おかわりは自由です!」など、見た目の可愛さとギャップのある発言が絶妙。
→ 動物好きのゲストや子どもにも好評!
外国人がなぜか日本語!?
世界各国の人が登場して「トイレはどこ?」「LINE教えてよ」など、結婚式“あるある”を披露宴前に案内してくれるアフレコムービー。
→ 意外性×笑いでゲストのハートをつかむ一本。
どちらも既に編集・ナレーション済みの完成品なので、注文後すぐに使え、編集スキル不要です。

よくあるQ&A:笑えるムービーに関する疑問
Q:笑えるムービーって親世代にもウケるの?
A:はい。むしろ「堅苦しくなくて良かった」「場が和んだ」と好印象なことが多いです。ただし、下品なネタやブラックジョークは避けましょう。
Q:自作と既製品、どちらがオススメ?
A:こだわりたい人には自作も魅力ですが、時間がない人・クオリティ重視の人には既製品の完成アフレコムービーが安心です。ナレーションのクオリティが段違いです。
笑えるオープニングで披露宴を「場あっため」から始めよう
披露宴のスタートに、ユーモアあふれる笑えるムービーを流すことは、最高のアイスブレイクになります。
映像と声のギャップ、意外性、共感できるネタ——これらがかけ合わさったアフレコ形式のムービーは、笑いと驚きで会場を温めてくれます。
「誰もが笑ったあのオープニング、最高だったね」
——そんな記憶がゲストの心に残る、最高の結婚式を演出してみてください。
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Profileこの記事を書いた人
ブライダル映像オペレーター。大学卒業後、大手ホテルチェーンのウェディング部門に入社し、音響・映像スタッフとして約10年間勤務。これまで500件以上の結婚披露宴で音響・映像演出を担当し、緊張感が漂う現場でも常に安定したクオリティで対応してきた実績を持つ。新郎新婦の入退場、プロフィールムービーやサプライズ映像など、タイミングと演出意図を正確に把握し、細かなチェックや調整を欠かさない。
特に映像上映時のトラブル防止に精通しており、音声・画質・データ形式など事前確認項目を独自に体系化。披露宴当日の映像トラブル発生率を大幅に減少させるノウハウを構築している。映像制作会社やウェディングプランナー、新郎新婦とも緊密に連携を取り、「絶対に失敗できない一日」を裏方として徹底的に支えている。
現在も年間約50組の結婚式を担当しながら、これまでの経験を活かし、映像制作やブライダル業界に関するコラム執筆にも精力的に取り組んでいる。