《結婚式》子どもの服装は?一緒にお呼ばれするときのマナーや注意点を紹介
- 親族の結婚式で娘がリングガールを依頼された
- 家族ぐるみで親しい友人の結婚式に息子連れで参加する
自分だけではなく、お子さんも一緒に結婚式へ参列する機会も十分に考えられます。
そんなとき、自分自身はパーティー用のドレスを着るとして「子どもには何を着せよう?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
お子さんの年齢が小さかったり、可愛いお洋服が好きな女の子の場合は、「子どもの好みもあるしどんな洋服を用意すればいいかわからない」という声も多いものです。
そこで今回は、お子さんの結婚式に着ていく服装について紹介。合わせて出席時のマナーや注意したいポイントにも触れているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
結婚式用の礼服 子どものマナーとは?
結婚式には、フォーマルな装いで出席することがマナー。それは大人であっても子どもであっても同じです。普段着やカジュアルすぎる装い、露出が多いコーディネート、キャラクターものの衣装などはふさわしくなく、きちんと身なりを整える必要があります。
しかし、子どもには、結婚式の礼服に大人のような厳密な決まりがあるわけではなく、この後で紹介する「子ども用のフォーマルな装い」にマッチしていればOK。
- 中高生
- 小学生以下の男の子
- 小学生以下の女の子
に分けて、子どものフォーマルの基本を紹介していきます。
中高生:学校の制服を着用しよう
中学生や高校生は、男女ともに学校指定の制服があることが多いでしょう。このように制服があるならフォーマルな場に適する正装=制服の認識でOK。そのため、結婚式にも学校の制服で出席が可能です。
その際は、シャツやズボン、スカートはアイロンなどでプレスを済ませ、清潔感のある装いを意識しましょう。また「オシャレさが上がるから」、「個性を出したいから」などと制服を着崩して着用するのはNG。ネクタイやリボン、ベストなども指定品を着用しましょう。
指定品がない場合も、“清潔感のあるデザイン”を意識し、個性的すぎるデザインは避けた方が無難です。
靴は革靴がベスト
学校指定の革靴があるなら、それを履くと良いですが、靴まで指定品がないケースもあります。普段は歩きやすさや運動面を考慮し、スニーカーを履いているとしても、結婚式はフォーマルな場。たとえ新品でも「カジュアルすぎるよ」という声も聞こえてきそうです。
そのため、ローファーなどの革靴をチョイスしてみると良いでしょう。どうしてもスニーカーしか用意できないなら、汚れは落とし、清潔感のあるものを準備することが大切です。
「制服は着たくない」と言われた場合は?
制服が子どものフォーマルな装いとはいえ、「結婚式なのに制服を着るの?」とお子さんが嫌がることもあるでしょう。また、パパやママの中には「せっかくの結婚式なのに、もっとオシャレなお洋服を着せたい!」と思うこともあるかもしれません。
そんな時は、大人と同様に
- 新郎新婦より目立たない
- お祝いの席に相応しい華やかで清潔感のある装い
を基本に、お子さん・パパ・ママが納得のいく装いをチョイスすることでOK!
制服はあくまでも基本。制服以外はマナー違反ではないため、他の衣装を検討しましょう。
ドレスやスーツなどの洋装も素敵ですが、和装で参列することも可能です。男の子なら羽織袴、女の子なら振袖が和装の正装に匹敵します。
小学生以下:フォーマルウエアは男女によって異なる
小学生以下や中高生であっても制服がない場合のフォーマルウエアは、男女によって装いが異なります。今回は、チョイスされることも多い、洋装について解説していきます♪
男の子は『襟ありのシャツにジャケット・ズボン』
男の子の正装は『襟付きのシャツにジャケットとズボン』です。とはいえ、ジャケットを着慣れている子は少数派です。窮屈だと嫌がるようなら、ベストに変更しても良いでしょう。
なお、シャツの袖の長さとズボンの長さに指定はありません。
本人の好みや季節に合わせて半袖or長袖、半ズボンor長ズボンをチョイスしましょう。どちらを選んだとしても、子どもらしさを感じさせつつ、きちっと感が伝わるような装いを意識しましょう。
女の子編は『ドレスorワンピースor男の子の正装』
女の子の正装は、華やかなドレスやワンピース、スーツの着用が一般的。ピンクやブルーなどやさし色合いのものが人気で、上品さが感じられるようなデザインをチョイスしましょう。小学校の入学式やピアノの発表会などでチョイスした衣装を気回してもOKです。
「憧れのプリンセスになりたい!」という場合は、チュールいっぱいのふわふわデザインを選んであげても良いですね。
しかし、中にはドレスやワンピースを嫌がる子もいます。そんな時は男の子の正装とされる『襟付きのシャツ+ジャケット+ズボン』をチョイスしてみましょう。ズボンをキュロットに変更すれば、動きやすさを保ちつつ、可愛らしさも感じられますね。
靴や靴下は男女共通!靴下は白、靴は黒系の革靴を合わせる
靴や靴下は男女による違いはありません。
靴下は白が基本。ワンポイント程度は許容範囲ですが、柄物は避けましょう。女の子の場合、衣装にマッチするよう、レースがついたものなど華やかな靴下をチョイスしても良いですね。また、暑いから、長ズボンで見えないからという場合でも、くるぶしソックスはチョイスしないようにしましょう。
靴は、中高生同様、革靴やエナメル素材の靴を合わせましょう。子ども用のフォーマルシューズは、革靴に見えてもマジックテープになっているものや、柔らかくて焼きやすいものも登場しています。試し履き等を活用し、お子さんの足にあったデザインを用意してあげましょう。
大人顔負けのパンプス風のデザインも、ストラップがついていれば脱げる心配もなく安心です。
体温調節のために羽織りものも用意しよう
男女ともに、体温調節のために羽織ものを用意しておくことも大切です。冬場は気温も低く寒さ対策は必須。夏場は暑さから必要ないと思われがちですが、会場内は冷房が効き案外寒いもの。
ボレロやカーディガンなど、サッと羽織れるようなものを用意しておくと重宝しますよ。
子ども用の礼服はレンタルも可能!
成長期の子どもたちは、素敵なフォーマルウエアを用意したとしても、2回目に袖を通さないままサイズアウトしてしまうケースも多いです。兄弟姉妹がいれば、お下がりを検討することもありますが、デイリーに活用する洋服とは違い、たとえプチプラなフォーマルウエアを購入したとしても、コスパがいいとはいえませんね。
そんな時に活用したいのが、子ども用の礼服レンタルです。大人の礼服同様に子どものようの礼服もレンタルで用意すれば、着用後のクリーニングや保管も不要ですし、毎回気に入ったデザインの衣装が着用できるメリットもありますよ。
《レンタルの注意点》着用日に間に合うかCheck
レンタルでの用意がおすすめといっても、オーダーする際は注意しておきたいポイントもあります。
それは「着用したい日に間に合うかどうか」ということ。結婚式などの慶事ごとは、あらかじめ予定が決まっていることが基本。葬儀のように「直前になって用意せねばならない」ケースはマレです。そのためご招待を受けたら早めに礼服の準備を進めていきましょう。
ネットレンタルを活用する場合、店舗と自宅の距離が遠方であればあるほど到着までに日にちがかかる傾向にあります。沖縄や一部の離島には発送できない(発送しても日数がかかる)こともあるため、注文時は注意しましょう。
子どもの結婚式服装マナーによくある質問
避けた方が無難
大人の服装マナーではNGとされている白い衣装。白は花嫁の色のため、着ていくことはタブーとされています。
しかし、子どもの場合は
・赤ちゃんなら白でも良い
・必ずしも白はNGと決まっているわけではない
などの意見があります。とはいえ、周囲のゲストがどのように思うかどうかわからないため、白は避けた方が無難だと言えるでしょう。
デニムやカジュアルすぎる装いはNG
大人ほどの決まりはないと言っても、デニムやカジュアルすぎる装いは避けることが大切です。このほか
・キャラクターもの
・ハロウィン衣装のようなデザイン
・露出が多いもの
・毛皮やアニマル柄
などは避けましょう。
フォーマルな雰囲気のロンパースをチョイスしてみて
幼稚園や保育園程度の子どもなら、小学生の装いのようなデザインを着用できます。しかし、赤ちゃんの場合は基本的なルールはなく、着せやすいもの、過ごしやすいものをチョイスすればOK。
ロンパースの中にも、タキシード風やドレス風のフォーマルなデザインも登場しているためリサーチしてみましょう!
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《Masakからのアドバイス》
結婚式の装いは頭を悩ませるポイントです。中でも、お子さんと一緒の結婚式なら「我が子にどんな衣装を着せようか・・・」と悩むことも多いのではないでしょうか。
子どもの礼服マナーは大人のように厳密な決まりはないものの
・新郎新婦より目立ってはいけない
・結婚式に相応しい、華やかで清潔感のある装い
を意識せねばならないことに変わりはありません。
中高生など学校の制服がある場合は、制服の着用でOK。制服がない場合は、
男の子は『襟ありのシャツにジャケット・ズボン』
女の子は『ドレスorワンピースor男の子の正装』
を基本に、お子さんが過ごしやすく疲れない装いを用意しましょう。
なお、成長期の子どもたちは既製品を購入したとしても、2度目に袖を通さずサイズアウトしてしまうことも珍しくありません。コスパがいいとはいえないため、レンタルでの準備もおすすめできる方法です。
Profileこの記事を書いた人
「人の笑顔に多く出会いたい」と思った学生時代。アルバイトとして婚礼会場のサービススタッフを経験したことで「私のイメージしている世界はここだ!」とウェディングプランナーになることを決意しました。
その後は、ウェディング系の専門学校を卒業し、ゲストハウスとホテルでウェディングプランナーに全力投球!新郎新婦さまたちの「ありがとうの涙」に出会えることが本当に幸せだと感じた現役時代でした。
自分自身の結婚に伴い、現在は現場から離れていますが結婚式が大好きな気持ちに変化なし!ウェディングライターとして結婚式の基本知識や定番演出、トレンド情報などを発信しています。
好きなことは読書とお菓子作り。
プランナー駆け出しの頃から「実るほど頭をたれる稲穂かな」をモットーに、何事も初心を忘れず学びの姿勢を大切にしています。