親への結婚報告、ベストなタイミングはいつ?迷わないためのポイント

こんにちは、ブライダルプランナーの橘さおりです。ご婚約おめでとうございます!ご両親への結婚報告を「いつ伝えればいいのだろう…」と悩んでいませんか?親御さんへの結婚報告のタイミングは、多くのカップルにとって大きな悩みの種です。でも大丈夫、一緒にベストなタイミングを考えていきましょうね。
なぜタイミングが重要なの?親への結婚報告の基本
まず押さえておきたいのは、結婚報告のタイミングがなぜ大切かということです。結婚はお二人にとって人生の新たなスタートですが、それはご両親にとっても大切なお子さんの人生の大イベント。報告が早すぎても遅すぎても、親御さんの心情に影響を与えることがあります。適切なタイミングで伝えることで、驚きや戸惑いを和らげ、ご両親にも心から喜んでもらいやすくなるのです。
プロポーズをして結婚の意思を固めた直後はお二人の気持ちも盛り上がっていますよね。その勢いでご両親に伝えたくなるかもしれません。一方で、「もう少し落ち着いて準備が整ってからの方がいいかな?」とためらう気持ちもあるでしょう。タイミングの良し悪しで、ご両親の受け取り方が変わることもあるので慎重に選びたいところです。

ベストな報告時期は?プロポーズ後できるだけ早く!
結論から言えば、結婚の意思が固まったらできるだけ早めに親御さんへ報告するのが理想です。一般的にはプロポーズをしてお互いに「結婚しよう」と決めた後、あまり間を空けずに伝えるカップルが多いですよ。お二人が結婚を決めたという事実は、ご両親にとっても重要な知らせ。早めに知ることで、今後の準備(例えば両家の顔合わせや結婚式の段取りなど)にもスムーズに進むことができます。
早めの報告には、親御さんへの礼儀と安心感という意味もあります。大事な決断をしたのに報告が遅れると、「なぜもっと早く言ってくれなかったの?」と寂しく思われてしまうかもしれません。反対に、早く伝えれば「うちの子はちゃんと報告してくれた」と信頼感にもつながります。
もちろん、「早めに」といっても極端に性急である必要はありません。お二人の間でしっかり結婚の意思を確認し、今後の見通し(結婚時期や生活の計画)が少し立ってからで構いません。ただし、親御さんへの報告をあまり先延ばしにしないよう心がけましょうね。「そのうち言おう」と思っていると、タイミングを逃してさらに言いにくくなることもあります。
二人で相談しよう:足並みを揃えたタイミング計画
タイミングを図る上で大切なのは、お二人で事前に相談しておくことです。例えば片方だけが先走って自分の親に報告してしまうと、もう一方がまだ準備できていない場合に戸惑いが生じるかもしれません。結婚はお二人の共同の決断ですから、報告の時期や順番も一緒に決めておきましょう。
- まずは二人の合意を確認: 「◯月頃までに両親に伝えよう」と目安を話し合っておきます。プロポーズ後1ヶ月以内など、お互い納得できるタイミングを設定しましょう。
- 報告する順番も共有: 通常はそれぞれ自分の親に報告しますが、どちらが先に言うか、同じ週末に伝えるかなども相談しておくと安心です。
- 情報共有を忘れずに: 例えば自分のご両親に先に報告したら、その反応を片方にも共有しましょう。お相手の親御さんがどんな様子か知っておくと、後でお二人揃って挨拶に行く際にも役立ちます。
お互いが同じペースで親御さんへの報告に進めるように、声をかけ合ってくださいね。「ちゃんと○○さん(パートナー)とも話して決めたんだな」と親御さんにも伝わり、信頼感が生まれます。
親御さんの都合も考慮:ベストなシチュエーション選び
タイミングと一口に言っても、「いつ伝えるか」だけでなく「どういうシチュエーションで伝えるか」も大切です。できればご両親が揃っていて、落ち着いて話ができるタイミングを選びましょう。
例えば、ご家族が団らんしている食後のリラックスした時間帯はいかがでしょう?皆で食事をしてほっと一息ついている時なら、お互いに構えすぎず話しやすいですね。実家に帰省できる場合はそのタイミングを狙ったり、同居でないなら週末に実家へ遊びに行く計画を立てても良いでしょう。遠方に住んでいる場合でも、「今度会いに行きたい」と前もって伝えておけば心の準備ができます。
逆に避けたいのは、親御さんが忙しかったり疲れている時、慌ただしい状況で切り出すことです。たとえば平日の仕事終わりで疲れている夜遅くや、何か他の心配事があるタイミングはできれば外した方が無難でしょう。大事な話ですから、「ちゃんと聞くよ」という姿勢になってもらえる状況を選ぶのがポイントです。
まずは自分の言葉で:伝え方のひと工夫
タイミングが決まったら、次はどのように切り出すかを考えてみましょう。唐突に「結婚するから!」と言うのでは親御さんもびっくりしてしまいますよね。最初は「大事な話があるんだけど、今いいかな?」と前置きして、親御さんに心の準備をしてもらうのも一つの方法です。そうすることで、「何だろう?」と耳を傾ける体勢を取ってもらえます。
切り出しの言葉例
- 「ちょっと聞いてほしいことがあるんだ」
- 「実は、大事なお話があります」
こんな風に切り出せば、ご両親も「何だろう?」と注意を向けてくれるでしょう。その上で、「実は○○さんと結婚することにしました」と丁寧に伝えます。ポイントは、自分の口でしっかり伝えること。メールやLINEで済ませてしまうのはNGですよ。顔を見て直接が一番ですが、もし会えない事情があるときでも電話やビデオ通話で声と言葉を届けましょう。お二人の真剣な想いが伝われば、親御さんもきっと喜んでくれるはずです。
まとめ:ご両親も大切なパートナー
親への結婚報告のタイミングについて、少しイメージは掴めましたか?大切なのは、お二人の気持ちを尊重しつつも親御さんへの思いやりを持って計画することです。適切な時期に、心を込めて報告すれば、ご両親も安心して祝福してくれるでしょう。
緊張するかもしれませんが大丈夫。お二人なら、きっとベストなタイミングで素敵な報告ができますよ。私も応援していますね。次のステップであるお互いのご両親への挨拶に向けて、一緒に頑張っていきましょう!
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Profileこの記事を書いた人
橘 さおり(たちばな さおり)
■生まれた年
1987年
■性別
女性
■経歴・職歴
ブライダル業界経験15年。大手ホテルウェディングプランナーとして8年勤務後、現在は都内の独立系ウェディングサロンでチーフプランナーとして活躍中。これまでに500組以上のカップルを担当。
■性格・特徴
・穏やかで聞き上手。包容力があり、相談者に安心感を与える。
・細やかな気配りと的確なアドバイスが好評。相手の状況や感情に寄り添い、相手が求めている言葉を自然と引き出す能力を持つ。
■得意分野
・結婚準備のファーストステップ(親・職場・友人への報告や手続き)へのアドバイス。
・カップルそれぞれの性格や家族背景に合わせたオーダーメイドな提案。
・家族間の微妙な関係性や伝統的価値観など、デリケートな話題への対応。
■ライフスタイル
・夫と小学生の娘との3人暮らし。自身の経験からも、仕事と家庭の両立や親子関係への理解が深い。
・趣味は旅行、読書、カフェ巡り。プライベートで訪れた場所や経験を仕事に生かすことも多い。
■提供するアドバイス例
「ご両親への報告は、できるだけ早めに直接会って伝えると印象が良いですよ。その際には、今後のことをまだ決めていないことも正直に伝えて、両親にも意見を聞いてみましょう。」
「感謝の気持ちは具体的なエピソードを交えて伝えるとより伝わります。親御さんはお二人の成長を喜んでくれるはずです。」